2019/01/22

今回は帯を製織する際に重要なアイテム

紋紙についてご紹介致します。

 

紋紙とは、意匠で図案を起こしたものを八寸帯の場合

幅約6~7㎝、長さ約45㎝くらいの段ボールのような

厚紙に穴をあけてデータ化した紙です。

 

この紋紙を連結させて一本の帯の柄を作っていきます。

多いもので1,000枚くらい長い物もあり、重さも20キロ

くらいになります。

紋串

こちらの針金のような道具と紋紙を紐で括り付け

これをジャガード機にかけて製織するという流れになります。

こちらも弊社は手作業で括り付けていきます!

 

 

穴が開いてる部分にはジャガードの横針が通り、

通った部分の仕掛けは上がり、

製織している帯の柄に糸が浮かび上がります。

 

 

最近はフロッピーディスクなどで織る事も多くなっていますが、

紋紙は悪くなった場所の特定がしやすく、補修が簡単な利便性もあります!

 

弊社には紋紙を彫ることが出来るピアノという機械があります。

真ん中の溝に紋紙をセットし

中央部にある13個のボタンを操作しながら穴をあけていきます。

針位置に沿って穴を開けないといけないので、

集中力と指の柔軟性が要する仕事になります。

 

穴が一つでも間違えば、柄は狂ってしまいます。

紙一つといえ、とても重要な働きをしてくれています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂田

関連記事

博多織献上館 にしむら

〒818-0061 福岡県筑紫野市紫7-3-5

TEL | 092-922-7128

開館時間|10:00~17:00(ご予約制)

休館日|日曜日、 祝日、第2、4土曜日

電車でお越しのお客様

JR九州 | 鹿児島本線「二日市」駅より徒歩10分

西鉄 | 大牟田線「紫」駅より徒歩10分

車でお越しのお客様

県道112号線 旭町交差点から約1分

九州自動車道 筑紫野ICから約10分