西村の帯で、コーディネートしていくシリーズ
今回は其の五です。
紋袋帯 佐賀錦・立涌と花菱です。
“立涌”とは、2本の曲線を用い雲気、水蒸気が涌き立ちのぼっていく様子をあらわしています。
有職文様のひとつで、格式高い模様として古来から親しまれている模様です。
続いて、“花菱”です。
花菱も有職文様の一つとされていますが、花の愛らしいかたちをそのまま
意匠にして表現しています。
今月は出会いと別れの季節ですが、
春の式典やレセプションなどに、上品で優美な佐賀錦の帯を合わせてみてはいかがでしょう。