ものづくり

継込み

2018/09/12

こんにちは。

西村織物営業部の坂田です。

今回は博多織の製造工程の一つ「継込み」についてご紹介します。

整経を終えた巻き軸を織機に掛けて、前回製織していた糸と今回製織する糸を

1本ずつ結んで織機に引き込む事で、新しい色や柄が織れます。

左の金色の糸が前回製織していた糸、右の紺色の糸が今回製織する糸です。

等間隔に分けた糸を専用の機械にかけ、ハンドルを回しながら1本ずつ結んでいきます。

糸をかける際の手の張力や機械のブラシの位置調整、こまめな清掃で糸がスムーズに

継げるかが決まってきます。

綺麗に結べないと帯の仕上がりにも影響するので、とても緻密な技術と集中力を要します。

写真中央下に1本ずつ糸が見えますでしょうか??

このくらい極細の絹糸を多い時で10,000本以上継込みます。

継込みましたら、糸抜けがないか確認し織機の仕掛内に引っ張り込み

ようやく製織が開始できます。

機械で織ってると言っても沢山の工程を手作業で制作しているんです。

よりお客様に喜んでもらえるよう工場一丸となって頑張っています。

私も博多帯の魅力をより多くの方にお伝えできるよう

今後もいろいろ載せていきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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