ものづくり

《新作》紋袋帯 佐賀錦Ⅱ エウロパ

2020/11/09

ヨーロッパの地名の語源にもなっているエウロパ。ギリシャ神話では全知全能の神ゼウスが見初めた、可憐で美しいフェニキアの王女エウロペが由来です。16~17世紀のエレガントなヨーロッパの感性が光るテキスタイルを題材に制作いたしました。

たて糸に金箔(芯に和紙を使用)と世界最高品質のブラタク糸をそれぞれ450本以上引き込み、二本合わせの蛇腹糸で織り成しました。しなやかな風合いと絶妙な光沢を実現しています。

紋意匠では羽吊り(方眼上の織り目)を一つ上がりの紋意匠で描くことにより美しい綾の斜線と格調ある織物に仕上げました。

エレガントでリュクスなコーディネートを考えているお客様へ現代の着物シーンでの着こなしにお勧めの逸品です。

【花散らし文】

17世紀中頃のイタリアのシルクテキスタイルより花々が可憐に舞い遊ぶ、まるでダンスをしているようなリズミカルな心地よさと、重厚感があいまった文様。

【柘榴文】

16世紀のイタリアのシルクテキスタイルより柘榴全体の花言葉は「子孫の守護」、花は「円熟した優雅さ」、実は「結合」、木は「互いに思う」。

オリエント世界からやってきたエキゾティックな豊穣の吉祥文様。

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