制作テーマは「Asian」
東洋の美をコンセプトにアジアの国々で育まれた独自のカルチャーや美意識、精神世界などを内包した作品に仕上がりました。

インドの国花でもあり、ヒンドゥー教において真理や純粋さを表す蓮の花を中心に地母神(シャクティ)である三神がくつろいでいます。この三神はヒンドゥー教における三神一体の配偶神であり、現世利益のある神々として信仰されています。右上から時計回りで〈パールヴァティ：母性愛の象徴の女神。スカンダやガネーシャの母。ラクシュミー：美と豊かさ、幸運の女神。蓮の花は美、純粋さを表す。サラスヴァティ：日本における毘沙門天。芸術、学問の女神。〉

ヒンドゥー教の教えにおいて女性は男性に従属することが求められるため、あまり自由のある生活とは言えません。そんな生活の中で彼女たちの心の支えにもなっている女神たち。彼女たちの本来の輝きは大輪の蓮の花のように美しいものだと考えます。

世界中の女性が輝ける未来へと願いを込めて。

帯の1本1本に織り込まれたシリアルナンバーはオーダーメイドの証です。

絵緯博多の技法で織り上げました

博多織伝統七品目のひとつである、絵緯博多（えぬきはかた）の技法で織り上げた紋八寸なごや帯です。絵緯博多とは、“ジャカード機をもちいた先染め又は、先練の糸により地組織は平織りの変化織り、綾織り及び朱子織りで組織させ、紋はよこ糸で表すが、地組織が平織りの変化織り以外は「絵よこ糸」をたて糸で裏とじしたもの”です。
素材にもこだわり、絹糸の世界最高品質を誇る、プレミアム・ブラジリアン・シルク、“ブラタク糸”を使用しています。上質でぜい沢な織味と、確かな品質の風合いをお楽しみください。