今回発表した西村織物「R」シリーズの初作品では
伝統絹織物とアートの融合を試みました。
制作のテーマはヘレニズム。
ギリシャ主義という意味ですが、ギリシャ神話の
神々やアトリビュートなどを創作の源泉としています。
テーマをもとにオリジナルで図案を起こし、巧みな意匠と
織物設計で機仕掛けを準備し、紋紙を制作。
西村織物が厳選するハイクオリティーなシルクを使用し、
伝統工芸士をはじめベテランの腕利き職人がそれぞれ
ひとつ、ひとつ、丁寧に織り成しています。
昨年より、西村織物では染色工房を新設し
染色も自らで行なっています。これにより
図案・意匠・仕掛け・染色・糸繰り・整経・製織
の全工程を一つの織元で完結することができました。
織り技法では博多織伝統七品目の重ね織(風通)と
絵緯博多の二品目の織物を駆使し、伝統の技と
革新的なクリエーションを両立しています。
今後も革新的なRラインを発表していきます
ご期待ください