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本袋 至宝間道Ⅲ 花鳥孔雀文様
柄 | 日本古来より、孔雀は鳳凰としてたとえられていました。そこへ自然豊かな楽園を求めて集う美しい鳥たちを、当時人気だった“洋櫃(ようびつ)”に施された独特の装飾文様を取り入れて、異国情緒ただよう雰囲気で構成しています。蒔絵螺鈿の黄金と螺鈿の輝きを二重浮けの経糸のみで柄を織りあげました。 |
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特徴 | 奈良時代より始まり平安時代に開花した日本の漆工芸技法である『蒔絵螺鈿』。漆黒の上に蒔かれた鈍く光る黄金の深い輝きと、虹色に照り映える夜光貝の幻想的な煌めき。時の権力者や貴族、諸大名に愛でられ、桃山時代には大航海時代の交易を経て西洋世界の人々をも魅了しました。 この蒔絵螺鈿の美意識を日本の四季ある美しい自然と、花鳥風月をイメージし施された繊細な意匠。その精緻な柄を表現するため緯糸を通常の本袋よりも多く打込んでいます。そして織技法では「広東織」を再現した風合いと朱子織で文様柄をあしらった博多本袋。織職人がひと杼、ひと杼、丁寧に織り上げた至高の逸品です。 |
素材 | 絹100% |
サイズ | 巾8寸(302mm)以上 丈11尺5寸(4,347mm)以上 |
証紙 | |
織元 | 西村織物株式会社 |
昭和49年、福岡生まれ。筑陽学園のデザイン科を卒業し18歳で博多織の世界へ。織元で製織業務も経験し、デザイン、意匠、織物設計を手がける。2016年、西村織物に入社。多種多様なモチーフを使った独創的なデザインと緻密な織物設計で西村織物のものづくりを牽引している。雅号「双鷹(そうよう)」。 インタビューを読む
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