西村織物株式会社

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八寸　単衣　細綟　漣

柄	水面にたつ、おだやかな波を段組織の凹凸と緯糸のグラデーションで表現した涼し気な逸品です。
特徴	当織元の紗単八寸“細綟”は博多織伝統七品目の一つである綟り織技法を駆使し伝統工芸士　“松尾信好”が創意工夫を重ね考案した博多帯です。地組織に通常よりも倍の綟りを仕掛けを施し、織り成しています。微細な綟り目による表情豊かな織味と、微妙な透け感が特徴です。柄表現ではジャカードによる巧みな紋意匠で、市松暈しの“細石”。段組織で水面の波を表現した“漣”。そして鎖のユニークな造形を織り成した“綟鎖”の三柄を制作しました。また綟り織の特徴である穴あき組織で通気性も抜群。一年を通して帯結びがお楽しみ頂けるいただける御品です。
素材	絹100％
サイズ	巾８寸（302ｍｍ）以上　丈12尺5寸（4,725ｍｍ）以上
証紙
織元	西村織物株式会社

松尾信好意匠部門（平成9年認定）・製織部門（平成15年認定）

昭和21年、大分生まれ。集団就職で大阪の製造業を経験し、17歳で西村織物に入社。3年間の修行を経て製織を始め、意匠も自ら学んで手がけるように。50年以上作り続けても、できあがった帯に満足したことはまだ一度もないと言う。夏物の「紗」「羅」を得意とする。インタビューを読む

八寸　単衣　粗紗　浮遊

角帯　綟鎖